そこに線路があるかぎり

鉄道旅も、そのほかの旅も。子供と出かけた休日のこと、まち歩き、山歩き、グルメ、温泉、観光情報。国内・海外 紀行ブログ。

2022-01-01から1年間の記事一覧

【神奈川県】小田急線の子供のIC運賃はどこまで乗っても50円 ロマンスカーに乗って 相模湾を一望する絶景のみかん狩りへ(2022年)

通常、鉄道の子供運賃は大人の半額という設定のことが多いですが、なんとどこまで乗っても50円均一という驚きの子供運賃が設定されている鉄道があります。小田急電鉄です。新宿から西へ路線を延ばし、箱根や江の島と言った観光地へのアクセス路線としても知…

【山梨県】木のぬくもりを感じる落ち着いたインテリアが魅力 富士急行線の観光特急 富士山ビュー特急の旅 〔河口湖~大月/富士急行線〕(2022年)

富士山麓の観光地へのアクセスを担い、観光客の利用の多い富士急行線には、3種類の特急列車が走っています。1つはJR中央本線から乗り入れてくる「富士回遊」で、JRの特急用車両を使用し、千葉や新宿と河口湖を乗り換えなしで結ぶ利便性の高さが魅力の列車で…

【山梨県】車内にはソファや本棚も 富士登山電車の車両を使った臨時普通列車 富士山満喫号の旅 〔大月~河口湖/富士急行線〕(2022年)

山梨県の大月から河口湖まで26.6㎞を走る富士急行線は、富士山をはじめ、富士五湖、富士急ハイランドなどの観光地を沿線に抱え、観光客の利用が多い路線です。優等列車も運転されていて、JR中央本線から乗り入れてくる特急「富士回遊」や自社線内だけを走る…

【愛媛県】乗り物好きも楽しい愛媛のお城 昔の姿がよみがえった大洲城と 現存12天守のひとつ松山城(2021年)

歴史のドラマやロマンを今に伝えるお城は、ひとつの人気の観光スポットです。威風堂々とした佇まいに味わいや風格を感じたり、その歴史や関係する人物に思いを馳せたり、楽しみ方はいろいろですが、お城はたいてい見晴らしの良いところに建てられているので…

【熊本県】<あの頃の鉄道風景> 熊本で活躍していた元東急5000系 ラッピング電車となった最後の青ガエル 〔熊本電気鉄道〕(2012年)

2006年から2020年まで、渋谷のハチ公前広場に鎮座し観光案内所として利用されていた、緑の車体の電車をご記憶の方もいらっしゃるかと思います。あの電車はかつて東急で活躍していた5000系という車両で、1954年に製造が開始されて以降、東横線や大井町線、目…

【千葉県】国鉄型ディーゼルカーで昭和レトロなローカル線の旅を いすみ鉄道急行列車の旅 〔大原~大多喜/いすみ鉄道〕(2022年)

「総半島の中ほど、外房の海沿いにある大原から、内陸部の上総中野まで26.8㎞を結ぶいすみ鉄道には、国鉄時代の1960年代に製造された古いディーゼル車両が走っています。観光客向けの急行列車として走るそのレトロな車両は、10年ほど前にJRで廃車になった車…

【京都府】雨の日ならではの車窓風景 幻想的な渓谷の眺めが美しい 嵯峨野観光鉄道トロッコ列車の旅〔トロッコ亀岡~トロッコ嵯峨/嵯峨野観光鉄道〕(2022年)

京都盆地の西のはずれ、景勝地として知られる嵐山から、美しい渓谷に沿って走るトロッコ列車が出ています。嵯峨野観光鉄道というその路線は、四季折々の美しい景色を楽しめることで観光客の人気を集めており、特に新緑や紅葉の時期には大変な賑わいを見せる…

【東京都】パナマ運河と同じ仕組みの船のエレベーター体験も 小さな運河から大河隅田川まで変化に富んだ景色が楽しい お座敷船でゆく東京下町の水路クルーズ 〔スカイツリー~日本橋〕(2022年)

東京の下町には多くの運河があります。物資輸送のため、また防災のため、古くから有効に活用されてきたこれらの運河は、一部埋め立てられたり暗渠になっているところもありますが、まだまだ水を湛え、都市の景観に潤いを与えてくれています。そんな下町の水…

【タイ】旅情あふれるバンコクの中央駅 フワランポーン駅で日本のブルートレインに出会う (2010年)

バンコクの中央駅とも言えるタイ国鉄のフワランポーン駅は、ずらりと並んだ行き止まり式のホームとそれを覆う高いアーチ型の屋根が独特の雰囲気を醸し出す、旅情あふれる魅力的なターミナル駅です。この駅からはタイ国内各地やマレーシアへの国際列車が発着…

【タイ】バンコクの路地に佇む始発駅からローカル線に乗って 市場の真ん中を列車が走るメークローンの線路市場へ (2010年)

バンコクの南西70㎞ほどのところにあるメークローン駅の近くには、線路上に広がる市場があります。この線路は列車の本数は少ないながらも現役の路線で、列車が近づいてくると市場は支障する部分だけがあっという間に折りたたまれ、列車が通過するとふたたび…

【ドイツ】開業は1901年 現役最古の実用モノレール ヴッパータール空中鉄道に乗る(2005年)

一口にモノレールといっても2つの方式があり、軌道にまたがって走る跨座式(こざしき)と、軌道からぶら下がって走る懸垂式(けんすいしき)とに分類されます。2022年現在、日本では9つの事業者がモノレール(スカイレールを含む)を運行していますが、その…

【石川県】<あの頃の鉄道風景> 廃止目前の終着駅 加賀一の宮駅の風景 〔北陸鉄道石川線/2009年部分廃止〕(2009年)

石川県金沢市周辺に路線を持つ北陸鉄道という私鉄があります。かつては国鉄北陸本線の駅から近郊の町や山中温泉、粟津温泉、片山津温泉などの温泉地を結ぶ多くの路線を有していましたが、多くの路線は昭和40年代ごろから順次廃止となり、2022年現在は金沢市…

【長崎県】落ち着ける個室は子連れ家族旅行に最適 おいしい食事に楽しいイベント JR 九州 特急「36ぷらす3」金の路の旅 〔鹿児島本線・長崎本線/博多~長崎〕(2022年)

JR九州には、他の地域とは一味違ったデザインの列車がたくさん走っています。特に「D&S列車(デザイン&ストーリー列車)」と呼ばれる観光用の列車は、魅力的なデザインと、沿線地域に伝わる歴史や伝説などのストーリーを楽しむ、乗ること自体が忘れられな…

【ベトナム】2大都市を結ぶ幹線鉄道は首都の中央駅を出て路地裏へ 独特の風情がたまらないハノイの線路風景 (2012年)

ベトナムの首都ハノイにあるハノイ駅は、ベトナム南部の大都市ホーチミンへ向かう列車や、北に向かった中国国境の町への列車、また、ベトナム北部最大の港湾都市ハイフォンへ向かう列車などが乗り入れるターミナル駅です。2012年にハノイを訪れた際、街をぶ…

【ベトナム】ハノイから30分で行ける陶磁器の里 バッチャン村を歩く (2012年)

ベトナムの首都ハノイの郊外に、陶磁器の産地として知られるバッチャン村という村があります。ここには陶磁器の工場が数多くあるほか、建ち並ぶ店の店先には色も形もさまざまな焼き物がずらりと並び、さながら陶磁器の展示会のよう。2012年、ハノイに滞在し…

【イタリア・スイス】車に乗ったまま列車旅 アルプスを貫く元世界最長鉄道トンネル シンプロントンネルを通って温泉へ (2005年)

イタリアとスイスの国境に連なるアルプス山脈は、その険しさゆえに交通の難所となっていますが、イタリアとスイスを結ぶ鉄道の幹線は、この山々の下を長いトンネルで抜けて行きます。イタリアのミラノとスイスのベルン方面、あるいはローザンヌやジュネーヴ…

【千葉県】カラフルな車両が走るミニ私鉄 かつてはみりん輸送で賑わった流鉄流山線 流山駅の風景(2014年)

JR常磐線各駅停車の馬橋(まばし)から流山までを結ぶ流鉄(りゅうてつ)流山線という路線があります。馬橋から流山まで起終点を含み全6駅、わずか5.7㎞の短い路線を2両編成の電車が行き来するミニ鉄道ですが、1916年(大正5年)開業という100年以上の歴史を…

【埼玉県】西武特急ラビューで行く奥武蔵ハイキング 築約200年の本堂が圧巻の高山不動尊と 展望が素晴らしい関八州見晴台(2022年)

西武鉄道は東京、埼玉の西部に路線を延ばす大手私鉄です。一番のメイン路線である池袋線は池袋を起点に所沢、飯能などを経由し、西武秩父線へとつながって西武秩父までを結んでいます。飯能から先は奥武蔵の山の中を走る区間となり、各駅からさまざまなハイ…

【東京都】お座敷列車「華」に乗って奥多摩日帰り観光へ 快速「お座敷青梅奥多摩号」の旅 〔新宿~奥多摩/JR中央線・青梅線〕(2022年)

東京の西部、立川から拝島、青梅、御嶽などを経由して奥多摩まで37.2㎞を結ぶJR青梅線は、途中の青梅あたりまでは郊外の住宅地の中を走りますが、その先は多摩川の渓谷に沿って走る山岳路線となり、車窓には緑いっぱいの風景が広がります。この青梅線沿線は…

【群馬県】JR吾妻線廃線区間でレールの上をサイクリング 元JRでいちばん短いトンネルをくぐり八ッ場ダムへ 関東唯一のレールバイク アガッタンの旅 (2022年)

群馬県の八ッ場ダムの近くに、廃線跡の線路を走る自転車型トロッコ、レールバイクが楽しめる施設があります。「アガッタン」という名のこの施設は、2022年6月現在関東では唯一のレールバイクに乗れる施設であり、風光明媚な景色の中で、線路の上をサイクリン…

【フィンランド】昔ながらの薪式ストーブが残るコティハルユサウナでととのう クールダウンはヘルシンキの街角で (2014年)

フィンランドは言わずと知れたサウナの本場として知られる国で、そもそも「サウナ」という語もフィンランド語です。サウナ以外にも、サンタクロースやムーミン、マリメッコやキシリトールなどもフィンランドのものですし、オーロラや白夜、森と湖などの自然…

【ハンガリー】世界遺産の地下鉄で行く 100年を越える歴史があるセーチェーニ温泉 湯上りにブダペストの町を歩く(2014年)

ハンガリーの首都ブダペストは、ドナウ川の河畔に広がり「ドナウの真珠」「東欧のパリ」などの異名を持つたいへん美しい街です。ドナウ川の西岸の「ブダ」地区と東岸の「ペスト」地区が1873年に統合され、「ブダペスト」というひとつの街になりました。この…

【千葉県】海と灯台とキャベツ畑 2023年に開業100周年を迎える関東最東端のミニ私鉄 銚子電鉄の風景〔銚子電気鉄道〕(2016年)

千葉県の東端に位置する銚子は、広大な関東平野を流れてきた利根川の河口に開け、日本3大漁港のひとつに数えられ水揚げ量日本一の銚子漁港や、醤油醸造などで知られる港町です。日本でいちばん早く初日の出が拝めるという犬吠埼や、日本の渚100選にも選ばれ…

【茨城県】〈あの頃の鉄道風景〉のどかな風景の中をのんびり走るディーゼルカー 鹿島鉄道の思い出〔鹿島鉄道/2007年4月1日廃止〕(2006年)

茨城県の石岡と鉾田の間、27.2㎞を結ぶ鹿島鉄道というローカル線がありました。2007年3月31日をもって営業を終了し、翌4月1日に廃止となったこの路線は、田畑や水田、雑木林など、のどかな風景の中を走りますが、霞ヶ浦やその向こうの筑波山を眺めることがで…

【ハンガリー】探検気分で温泉入浴 ミシュコルツの洞窟温泉と 世界遺産の田舎町トカイの貴腐ワイン(2014年)

ハンガリーの北東部、ミシュコルツという町には洞窟探検気分を味わえるユニークな温泉があります。長い時間をかけて水の力によってつくられたという天然の石灰岩の洞窟が温泉で満たされていて、入浴しながら洞窟の景観を楽しむことができるミシュコルツ・タ…

【ハンガリー】迫力の石灰華を眺めながらのんびり露天風呂 エゲルサロークの温泉リゾートホテルと 美女の谷の洞穴ワイナリー(2014年)

星空や朝焼けを眺めながらゆっくりと露天風呂に浸かるるのは、温泉宿に宿泊する醍醐味です。そんな温泉の楽しみ方をしたいとハンガリー旅行で訪れたエゲルサロークの温泉リゾート、サリリスリゾートは、目前に白い巨大な石灰華を眺めながら、ヨーロッパらし…

【ハンガリー】湖にプカプカ浮かんで温泉入浴 夢の超巨大露天風呂 ヘーヴィーズの温泉湖(2014年)

東欧のハンガリーは温泉大国として知られており、首都ブダペストを始め、国内いたるところに数多くの温泉が湧いています。それらの温泉地では日本とは一味違った、ヨーロッパらしい風景や建物の中で温泉を楽しむことができ、また、その場所ならではの特徴的…

【東京都】桜と新緑と西武線が彩る多摩湖の春 狭山公園お花見散歩(2019年)

有名な東村山音頭にも歌われている多摩湖は、東京の西部、東大和市に広がる人造の湖です。このあたりの丘陵地帯は「となりのトトロ」の舞台とも言われる狭山丘陵で、都心から30㎞ほどの距離ながら里山の風景、武蔵野の面影が残り、都会から気軽に訪れて自然…

【青森県】リゾートしらかみと不老ふ死温泉から見る絶景の日本海 ストーブ列車と迫力の立佞武多 去りゆく冬を楽しむ津軽の旅 〔JR五能線・津軽鉄道〕(2013年)

秋田県の東能代と青森県の川部を結ぶ147.2㎞のJR東日本のローカル線、五能線は、日本海の海岸線に沿って走り、迫力ある海の眺めが楽しめる路線として人気があります。そんな五能線には「リゾートしらかみ」という観光列車も走っていて、大きな窓とゆったりと…

【長野県】お湯の色が変わるという五色温泉と 元地下鉄日比谷線の車両が走る廃止直前のローカル線 〔長野電鉄屋代線/2012年廃止〕(2012年)

長野県北部にある五色温泉は、天候や気温によってお湯の色が変わるといわれていて、風格のある木造の内湯や、雪景色を満喫できる開放的な露天風呂の風情もたいへん魅力的な温泉です。ここへのアクセスは、長野電鉄の須坂駅からバスとなりますが、その須坂か…