そこに線路があるかぎり

鉄道旅も、そのほかの旅も。子供と出かけた休日のこと、まち歩き、山歩き、グルメ、温泉、観光情報。国内・海外 紀行ブログ。

ローカル私鉄

【岡山県】最後の国鉄型特急電車の定期運用 振り子式車両381系で中国山地を越え山陰から山陽へ 特急やくもの旅 〔出雲市~岡山/JR山陰本線、伯備線、山陽本線〕(2024年)

岡山県の岡山駅と島根県の出雲市駅を結ぶ「やくも」は、中国山地を越え、瀬戸内海側と日本海側を繋ぐ特急列車です。走行する伯備(はくび)線はカーブが多いため、やくもにはカーブでもスピードを落とさずに走ることができる「振り子式」と呼ばれる仕組みを…

【島根県】宍道湖の湖畔を走るばたでん 一畑電車北松江線の旅 〔松江しんじ湖温泉~電鉄出雲市/一畑電車線〕(2024年)

「ばたでん」の愛称で親しまれる一畑電車は、島根県第二の都市、出雲市にある電鉄出雲市駅から、県庁所在地松江市の松江しんじ湖温泉駅までの北松江線と、途中の川跡(かわと)で分岐して出雲大社前駅に至る大社線の2路線からなる私鉄です。県内の2大都市と…

【山梨県】<あの頃の鉄道風景> 前面展望が楽しい 初代フジサン特急の旅〔河口湖~大月/富士急行線〕 ~ バラエティ豊かな富士急行線を走る列車たち(2013年)

富士山が世界遺産に登録された2013年、富士山の麓を走る富士急行線の特急列車「フジサン特急」に乗って河口湖へ。この当時のフジサン特急は初代車両が使われており、展望席から迫力の前面展望を楽しむことができました。行き交う列車はバラエティに富んでい…

【長野県】<あの頃の鉄道風景>ミニスイッチバックがあった終着駅 湯田中駅 〔長野電鉄〕(2006年)

志賀高原や、温泉に入浴するサルで有名な地獄谷、渋、安代、湯田中温泉など多くの温泉地への玄関口、湯田中駅は、長野電鉄長野線の終着駅で、長野駅から33.2㎞のところにあります。この駅ではかつて「ミニスイッチバック」と呼ばれた運転方法が行われていた…

【京都府】貴船や鞍馬、比叡山へは乗って楽しい個性的な電車で 叡山電鉄の観光車両「きらら」「ひえい」の旅 〔出町柳~八瀬比叡山口・宝ヶ池~鞍馬/叡山電鉄線〕(2023年)

「京の奥座敷」とも言われる鞍馬や貴船、世界遺産にもなっている延暦寺で知られる比叡山への足として活躍する叡山電鉄という私鉄があります。全2路線、合計14.4㎞という比較的短い路線ながら、有名観光地へのアクセス路線として観光客の利用も多いことから、…

【山梨県】木のぬくもりを感じる落ち着いたインテリアが魅力 富士急行線の観光特急 富士山ビュー特急の旅 〔河口湖~大月/富士急行線〕(2022年)

富士山麓の観光地へのアクセスを担い、観光客の利用の多い富士急行線には、3種類の特急列車が走っています。1つはJR中央本線から乗り入れてくる「富士回遊」で、JRの特急用車両を使用し、千葉や新宿と河口湖を乗り換えなしで結ぶ利便性の高さが魅力の列車で…

【山梨県】車内にはソファや本棚も 富士登山電車の車両を使った臨時普通列車 富士山満喫号の旅 〔大月~河口湖/富士急行線〕(2022年)

山梨県の大月から河口湖まで26.6㎞を走る富士急行線は、富士山をはじめ、富士五湖、富士急ハイランドなどの観光地を沿線に抱え、観光客の利用が多い路線です。優等列車も運転されていて、JR中央本線から乗り入れてくる特急「富士回遊」や自社線内だけを走る…

【熊本県】<あの頃の鉄道風景> 熊本で活躍していた元東急5000系 ラッピング電車となった最後の青ガエル 〔熊本電気鉄道〕(2012年)

2006年から2020年まで、渋谷のハチ公前広場に鎮座し観光案内所として利用されていた、緑の車体の電車をご記憶の方もいらっしゃるかと思います。あの電車はかつて東急で活躍していた5000系という車両で、1954年に製造が開始されて以降、東横線や大井町線、目…

【石川県】<あの頃の鉄道風景> 廃止目前の終着駅 加賀一の宮駅の風景 〔北陸鉄道石川線/2009年部分廃止〕(2009年)

石川県金沢市周辺に路線を持つ北陸鉄道という私鉄があります。かつては国鉄北陸本線の駅から近郊の町や山中温泉、粟津温泉、片山津温泉などの温泉地を結ぶ多くの路線を有していましたが、多くの路線は昭和40年代ごろから順次廃止となり、2022年現在は金沢市…

【千葉県】カラフルな車両が走るミニ私鉄 かつてはみりん輸送で賑わった流鉄流山線 流山駅の風景(2014年)

JR常磐線各駅停車の馬橋(まばし)から流山までを結ぶ流鉄(りゅうてつ)流山線という路線があります。馬橋から流山まで起終点を含み全6駅、わずか5.7㎞の短い路線を2両編成の電車が行き来するミニ鉄道ですが、1916年(大正5年)開業という100年以上の歴史を…

【千葉県】海と灯台とキャベツ畑 2023年に開業100周年を迎える関東最東端のミニ私鉄 銚子電鉄の風景〔銚子電気鉄道〕(2016年)

千葉県の東端に位置する銚子は、広大な関東平野を流れてきた利根川の河口に開け、日本3大漁港のひとつに数えられ水揚げ量日本一の銚子漁港や、醤油醸造などで知られる港町です。日本でいちばん早く初日の出が拝めるという犬吠埼や、日本の渚100選にも選ばれ…

【茨城県】〈あの頃の鉄道風景〉のどかな風景の中をのんびり走るディーゼルカー 鹿島鉄道の思い出〔鹿島鉄道/2007年4月1日廃止〕(2006年)

茨城県の石岡と鉾田の間、27.2㎞を結ぶ鹿島鉄道というローカル線がありました。2007年3月31日をもって営業を終了し、翌4月1日に廃止となったこの路線は、田畑や水田、雑木林など、のどかな風景の中を走りますが、霞ヶ浦やその向こうの筑波山を眺めることがで…

【長野県】お湯の色が変わるという五色温泉と 元地下鉄日比谷線の車両が走る廃止直前のローカル線 〔長野電鉄屋代線/2012年廃止〕(2012年)

長野県北部にある五色温泉は、天候や気温によってお湯の色が変わるといわれていて、風格のある木造の内湯や、雪景色を満喫できる開放的な露天風呂の風情もたいへん魅力的な温泉です。ここへのアクセスは、長野電鉄の須坂駅からバスとなりますが、その須坂か…

【島根県】出雲大社と旧大社駅 松江堀川遊覧船に松江城 一畑電車がつなぐ出雲と松江を巡る よくばり日帰り旅 (2014年)

東京や大阪の大手私鉄の中古車両が活躍する島根県の一畑電車。元南海の車両が最後の活躍を見せていた2014年9月、この一畑電車に乗って、出雲大社、旧大社駅、松江堀川めぐりの舟に松江城と、出雲と松江の観光名所を日帰りで訪ねました。

【静岡県】人気のトーマス号の指定席を直前予約で確保 名物朝ラーメンと名物SL列車を楽しむ 「きかんしゃトーマス」の旅 〔新金谷~千頭/大井川鐵道〕(2018年)

大井川鐵道を走る本物のSL、きかんしゃトーマス号。そのチケットは抽選販売されるほどの人気で入手困難ですが、直前予約という可能性もあります。直前予約方法のご紹介、トーマス号乗車のようす、そして朝食のご当地グルメ、朝ラーメンをご紹介します。

【静岡県】伊豆の観光輸送を支えて30年 引退を迎えた花形列車 スーパービュー踊り子号の旅〔伊東~伊豆急下田/伊豆急行線〕(2019年)

登場以来30年に渡って東京から伊豆へのアクセスの花形車両として活躍してきたスーパービュー踊り子号が2020年3月をもって引退するというニュースを聞き、2019年12月に出かけた1泊2日の伊豆旅行。昨日は185系特急踊り子号、普通列車リゾート21の黒船電車とキ…

【静岡県】引退が迫る185系踊り子と651系伊豆クレイル 今後も活躍する豪華普通列車リゾート21 多彩な列車で楽しむ伊豆急行線の旅 (2019年)

風光明媚な景色と温泉、そしてうまいもの。旅の醍醐味の代表格が3拍子揃っていて、東京から列車で2~3時間と旅らしさを感じるにも程よい距離の伊豆は、言わずと知れた人気の観光地です。 伊豆半島には、熱海から半島東部の海岸線をたどり、伊東を経て下田へ…