そこに線路があるかぎり

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【オーストラリア】コアラ抱っこ写真を撮ってラグーンプールで水遊び 常夏のケアンズの町を楽しむ(2024年)

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オーストラリア北部に位置するケアンズは、日本から直行便の飛行機で7時間半ほどで訪れることができる、アクセスの良いところです。南半球にあるオーストラリアは日本とは季節が逆なので、日本の夏はオーストラリアでは冬になってしまいますが、ケアンズは熱帯にあるので年中あたたかです。また、日本との時差もたった1時間なので、時差ボケに悩まされることもありません。
ケアンズ周辺には世界遺産に登録されたグレートバリアリーフや、熱帯雨林など有名な観光地がありますが、今回はケアンズの町の様子をご紹介したいと思います。

空港のターンテーブルでは海のなかまがお出迎え

日本からの直行便はあるのですが、我々はシドニーからケアンズに入りましたので、国内線での到着でした。シドニーからケアンズのフライトの所要時間は3時間ほど。意外と遠いです。
緑あふれるケアンズ空港に到着。

制限区域内のロビーは出発と共用で、いろいろなお店がありました。天井からは熱帯魚のオブジェが。

預入手荷物をピックアップするターンテーブルクマノミでした。

横を見れば、他のレーンもサメやウミガメなどになっています。ケアンズ水族館の文字がありますので、水族館の宣伝も兼ねて、水族館からの選抜メンバーたちに手荷物引き渡しの任についてもらっているようです。

空港から市内へはタクシーでおよそ10分という近さ。料金は25~30ドルほど。空港乗り入れの料金が加算されているようなので、普通にこの距離をメーターで乗るよりは少々割高にはなりますが、ホテルの送迎シャトルバスを利用しても1人21ドル程度かかるようなので、人数がいればタクシーのほうが断然安いです。

海を一望のラグーンプールは無料で遊べる

海沿いの公園には、無料でだれでも利用できるプール、ケアンズエスプラナード・ラグーンがあります。

ここはシャワーやロッカーも完備されているうえ、監視員さんもいますので、安心して楽しく遊ぶことができます。

プールには砂浜も作られています。向こうに見える本物の海と一体になったような風景の中、泳ぐことができます。

海とプールの間には遊歩道が通っています。

プールの市街地側の端は噴水がつくられていて、普通の公園の水遊び用の池のよう。

プールから道を一本渡ったところにはマクドナルドがありました。

プールの周囲は芝生の公園になっていて、たくさんの人たちがゆったりと過ごしています。

観覧車もあります。回転が思ったより速くて驚きました。あれでは乗ってもあっという間に降りなければならないのではないかと、少し心配になります。

干潟につどう鳥たちをウォッチング

ケアンズの町の目の前の海は干潟になっていました。これでは泳げないので、ラグーンプールが造られたのかもしれません。空にはケアンズ空港に着陸する飛行機も見えました。

干潟には鳥たちが集っています。

ペリカンたちの群れ。動物園で見ることはあっても、野生のペリカンなど見る機会はそうありません。野生なので、飛んでいるところだって見られます。

ペリカンから少し離れて、トキのなかまも。

観覧車の左手あたりにラグーンがあります。ラグーンから海沿いに続く遊歩道は、市街地の前あたりではウッドデッキになっています。ところどころ広がったデッキがあり、ゆっくりと景色や鳥を眺めることができます。

ショッピングセンターの中でコアラを抱っこ ケアンズコアラズ&クリーチャーズ Cairns Koalas & Creatures

ラグーンから海沿いの遊歩道を歩いて行くと、小さな岬の先端近くに、岬をまたぐようにThe Pierというショッピングセンターがあります。ここにはなんと、オーストラリアと言えば、の、コアラ抱っこ写真を撮ることができるスポットがあります。

普通のショッピングセンターの風景ですが…

洋服屋さんのとなりにコアラ写真屋さんが。ケアンズコアラズ&クリーチャーズ Cairns Koalas & Creatures です。

店内はコアラ撮影スタジオと、小さな動物展示スペースがあります。

コアラの撮影は時間が決まっており、各時間内の人数も決まっているので、事前の予約が必要です。

Meet Koalas in Cairns | Koala Holding & Wildlife Souvenir Photos | Cairns Koalas & Creatures

コアラ抱っこ写真撮影は9:30、10:30、13:30、15:30、16:30、コアラの隣での写真撮影は11:30、12:30、14:30(11:30以外はピーク時のみ開催)というタイムスケジュールになっています。
費用は写真のサイズ、人数によって違いますが、ウェブサイトではどうもよく料金がわかりません。H.I.S.のサイトによれば、家族4人での写真、うち1人が抱っこするというプランでAUD67.00 のようです。

【H.I.S.】ケアンズ・コアラズ&クリーチャーズケアンズ(オーストラリア) のオプショナルツアー|海外現地ツアー格安予約 (his-j.com)

撮影した写真はプリントしてもらえるほか、webでのダウンロードもできます。

我が家は現地ツアー会社を通じて予約し、抱っこ写真の回に参加しました。集合時間にお店に行くと、同じ時間の予約の人がたくさん待っていて、見た感じでは、ほぼすべてが日本人でした。
順番に受付をし、全ての参加者の受付が済むとスタジオに案内され、注意事項が説明されます。英語オンリーですが、わかりやすく話してくれます。特に印象的だったのが、コアラにストレスを与えないよう、とにかく速やかな行動が厳しく求めらるということ。グループでは誰が抱っこするかなどを事前に決め、撮影が案内されてから迷うようなことのないようにとのことでした。
説明がひととおり済むと、参加者は順番に撮影ポジションに案内されてコアラを抱っこさせてもらい撮影に入るのですが、少しでもマゴマゴするようなことがあると、係の人に厳しくスピード感を求められる印象です。
我が家では小学生の上の子に抱っこさせようとしましたが、いざ言われたとおりに抱っこしてみると、もう少ししっかり手を組んで、腕に力を入れて、などの指示が出た挙句、結局うまくコアラをホールドできていないとのことで、大人が抱っこするように、と言われました。とにかく係員の判断と求められる行動は非常に早く、誰に代わるか早く決めて、早く、早く、と、かなり急かされました。

こちらが撮影スタジオ。

こちらは動物展示コーナー。そういえば、写真を撮った後に見ようとしていましたが、終わるとコアラ写真の興奮と、子供の、トイレいきたい、おなかすいた、があって、すっかり見るのを忘れて帰ってしまいました。もったいないことをしたものです。

The PIERの前にはヨットハーバーが。

大水槽を見ながら食事が楽しめる 水族館併設のレストラン DUNDEE's

市内にはケアンズ水族館がありますが、その建物の一角にあるレストランDUNDEE’sは、水族館併設という立地を生かした、店内の大水槽が魅力のレストランです。入口は道路に面しており、水族館に入らずとも誰でも利用できます。

できれば水槽に面した席に座りたいところでしたが予約がいっぱいでした。ただ、水槽から離れた席でも充分魚たちを見ることができます。

お子様ステーキはジュースやアイスクリームもついています。

ここで食べたい変わり種メニューその1、クロコダイルの春巻。餡の肉にクロコダイルが使われていますが、ひき肉ですし餡ですし、クロコダイル感は正直わかりませんでした。ワニ肉はアメリカでアリゲーターを食べたことがありますが、くせがなく、ふつうにおいしい肉でした。

そしてもう1つの変わり種メニューがカンガルーのステーキ。肉は少々固めなので、お皿のサーブ前に、カンガルー用のごついナイフが提供されました。味は、やや野性味は感じるものの、肉としてとてもおいしいと感じました。

ワニやカンガルーを食べたよ、という経験や話題性は旅の良い思い出になりました。

スーパーにフードコートも 鉄道駅併設のケアンズセントラル

市内の大きなショッピングモール、ケアンズセントラルは、スーパーマーケット「Woolworths」やフードコートが入っており、買い物や食事に利用価値が高いです。ここは鉄道のケアンズ駅併設となっていますが、駅は思いのほか小さく、ショッピングモールの駐車場に吞み込まれたように設置されています。

外から見ると立派な中央駅の駅舎かと思いましたが、完全にショッピングモールの入口でした。

フードコートは2階にあります。サブウェイやマクドナルド、アジア料理など、バリエーションも豊富。

ナイトマーケットのフードコート

市内のフードコートは何カ所かありますが、ラグーンやホテル群にも近い、ナイトマーケとのフードコートは利用しやすいかと思います。

アジア料理の店が並んでいます。ナイトマーケットと言う名ですが、一部の店は昼間からも営業していました。

多国籍の食文化が楽しめるケアンズ

路面テーブルで現地気分のベトナム料理 ただし価格は…

ナイトマーケット近くにあるベトナム料理屋さん。ケアンズではアジア料理店をよく見かけましたが、特にベトナム料理が多い印象。

店内にもアジアの食堂っぽい雰囲気の席が並んでいますが、アジアらしく、店の前の道にもテーブルがあります。

揚げ春巻きの甘酢まぜそば

揚げ春巻き。

フォー。

チキンライス。

フォー2つとまぜそば、チキンライス、揚げ春巻きとドリンクで8000円超えのお会計。味も、店の雰囲気もベトナムでしたが、価格はしっかりオーストラリアでした。

海沿いの通りにあるメキシコ料理

小腹が空いていて軽く食べたいな、というときに立ち寄ったのがメキシコ料理店です。

フィッシュ&チップスとタコス注文。フィッシュ&チップスはケアンズのいろいろな店で見かけるメニューです。

味も満足でした。

宿泊は ノボテル・ケアンズ・オアシス・リゾート

ケアンズ滞在は、ノボテル・ケアンズ・オアシス・リゾートに泊まりました。
ケアンズの町はそれほど大きくありませんが、このホテルからはラグーンやケアンズセントラル、桟橋などにも歩いて行けて、周辺にレストランもあり便利でした。

高い天井の解放感あるロビー。

もちろんプールもプールサイドのバーもあります。

プールの一角は砂が敷かれています。

水深の浅い小さな子供用プールも。

夜はライトアップされいい雰囲気に。

レストランでは、プールを見ながら食事ができる席もありました。この日はステーキナイトということで、ステーキがお得価格に。

緑あふれる町並み

熱帯に位置するケアンズ。街角は緑にあふれています。

歩道がアーケードになっているところも多く、雨が降ってもお店からお店に傘をささずに移動できるのが便利です。とはいっても、完全にすべてのアーケードがつながっているわけではないので、

歩行者用信号には秒数カウントダウンが設置されています。青の時間が意外と短いので、青になったら急いで渡りましょう。

海や木々の景観、プールやコアラ抱っこなどの体験、バリエーション豊富な食事など、楽しみの多いケアンズは、直行便で日本からも訪れやすく、海外旅行先としてとても魅力的なところでした。


2024年8月

 

ケアンズ観光の定番スポットはこちら。

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