そこに線路があるかぎり

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ハノイから30分で行ける陶磁器の里 バッチャン村を歩く 【ハノイ/ベトナム】(2012年)

ベトナムの首都ハノイの郊外に、陶磁器の産地として知られるバッチャン村という村があります。ここには陶磁器の工場が数多くあるほか、建ち並ぶ店の店先には色も形もさまざまな焼き物がずらりと並び、さながら陶磁器の展示会のよう。2012年、ハノイに滞在した際、このバッチャンの村を歩いてみました。

ハノイから車で30分 喧騒の市内を離れ陶磁器の里へ

バッチャンへは泊っていたホテルからタクシーで向かいました。バッチャンはハノイの南東13㎞のところにあります。

ベトナムといえばバイクが有名。2人乗りも多いです。

チョロQ的に考えればウイリーするのではと思ってしまうような、後部への大荷物積載もへっちゃらです。

やがて車窓は郊外ののどかな風景となってきて、バッチャン村に到着。ホテルからは30分とかからず到着しました。

ハノイを流れる大河、ホン河のほとりにあるバッチャンで作られるバッチャン焼きの歴史は古く、11世紀にはすでにここで焼き物が作られていたそうです。脈々と受け継がれたバッチャンの焼き物文化は、やがて15世紀ごろにいちだんと栄え、当時の物流の大動脈であったホン河沿いという恵まれた立地もあって、アジアや西洋各国へ輸出され、人気を博したと言います。

動物や人形の焼き物も 見て楽しい店先の展示品

バッチャン Bat Trang の看板があるところでタクシーを降り、村の中をぶらぶら歩き始めます。

道の両側には焼き物のお店が並んでいます。白地の焼き物に藍色で模様を描くのが伝統的なバッチャン焼きの仕様なのだそうですが、そうしたトラディショナルなものに交じって動物の焼き物も。

犬の置物は、玄関先や庭先などに置いたらいいかもしれません。

ブタや鶏もいました。

ずらりと並んだ動物たち。これだけ並んでいると見ごたえがあります。よく見ると、左のほうには夢の国のお姫様や小人も…?

見るからに幸せそうな酔っぱらい(と思われる)人形。見るのは楽しいですが、買ったとしても活用法が思いつきません。

伝統的な模様の壺。

さすが伝統の色、白と藍色のコントラストが美しいです。

こ、これは…日本コーナーでしょうか…

後ろにはアメリカコーナーもありました…

鳥かごのなかの鳥は焼き物ではなく本物でした。

熱く議論を交わしているような人形たち。ポーズや表情がとてもよくできており、見入ってしまいました。これだけの数が集まっていると見ごたえがあります。置き場に困りそうなので買うつもりは毛頭ありませんが、もし買うとしても1体だけではなく、何体かまとめて買いたくなりそう。
たぶん何かの伝承や伝説に基づいた人形なのでしょうが、意味がわからないのが残念です。

人形たちの話し声まで聞こえてきそうな賑やかな店先。

ゆったりとした時間が流れる郊外の街

店先に並ぶ焼き物たちに目を奪われてしまうバッチャンのまち歩きですが、のんびりとした街角の風景も味があります。

これも焼き物と言えば焼き物ですが、食べられるやつです。チェーンと歯車で網が回転していて、表も裏もまんべんなく焼くことができる優れものの焼き器でしたが、仕掛けが大がかりなので、家が狭い日本の家庭には向かなそうです。

あと少しで店の入り口の暖簾になりそうなベランダ植物。

味わいのある路地。絵になります。

南国らしく、フルーツなど売る露店も出ていました。

小さな販売店が並ぶマーケットでおみやげを

素敵な路地の風景をみながら歩いて行くと、バッチャン焼きのお店が集まったマーケットのようなところにたどり着きました。

どうやって持って帰ったらいいのかわからない巨大な壺が置いてあったりもしますが、基本的にはどの店も小物中心のラインナップで、観光客がおみやげを探すのに良さそうなところです。

傘がらせん状につながった飾り。

日本の猫コーナーもありました。青猫、鼻がない…

歩き回ってお腹が減ったので、市場の前の屋台でベトナムのつけ麺、ブンチャーの昼食。さっぱりした味で箸が進みます。

 

ハノイから近く、気軽に訪れることができるバッチャンは、店先に並べられた焼き物を見ながらのまち歩きが楽しい素敵な村でした。ラインナップ豊富なバッチャン焼きを産地で購入できるので、素敵なおみやげを見つけることができるかもしれません。ハノイでの市内観光の日程に余裕があれば、足を延ばしてバッチャンをのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。

 


2012年7月