国内
名古屋から伊勢志摩、京都、大阪など、広い範囲に路線網を持つ近鉄のなかでも、名古屋と大阪という2大都市をおよそ2時間で結ぶ特急「ひのとり」は、快適な車内設備とリーズナブルな料金が人気の近鉄の花型特急列車です。この「ひのとり」は専用の80000系車両…
日本を代表する古都、京都と奈良の間には、近鉄とJRの2つの鉄道路線が通っています。京都、奈良の各ターミナル間の移動は、近鉄は特急でおよそ35分、JRは快速でおよそ45分という近さで、多くの観光客が京都と奈良の間を行き来していますが、2022年4月、その…
「京の奥座敷」とも言われる鞍馬や貴船、世界遺産にもなっている延暦寺で知られる比叡山への足として活躍する叡山電鉄という私鉄があります。全2路線、合計14.4㎞という比較的短い路線ながら、有名観光地へのアクセス路線として観光客の利用も多いことから、…
東京湾に面した町、木更津から、房総半島の内陸部に向けて走るJR久留里線は、首都圏のJRでは唯一の非電化路線でディーゼルカーが活躍しています。使用される車両は、現在は2012年に導入されたキハE130形車両に統一されていますが、それまでは国鉄時代に製造…
東京の西部に位置する羽村(はむら)市には広大なチューリップ畑が広がり、春になるとカラフルな風景を楽しむことができます。東京駅や新宿駅から乗り換えなし、およそ1時間前後で訪れることができる羽村で、2022年4月、一面に咲くチューリップを楽しむ一日…
西武線で発売されているお得なきっぷ「秩父漫遊きっぷ」が、期間限定でさらに割引になっているという広告を見かけました。割引期間は2023年3月10日まで。せっかくなので、この機会にこのきっぷを使って、行ってみたいと思っていた芦ヶ久保の氷柱を見に行こう…
かつて上野駅からは多くの夜行列車が出発していましたが、1990年代から2000年代にかけてどんどん数を減らしてゆき、とうとう2015年に札幌行き寝台特急北斗星が廃止となったことで、上野から出る定期夜行列車は全廃されました。この北斗星は、予約なしで利用…
神奈川県の西部、小田原の北にある松田町の西平畑公園には早咲きの桜として知られる河津桜が植えられており、まだ春も浅い2月ごろから、一足早いお花見を楽しむことができます。そして松田駅から電車で3駅の下曽我駅近くには梅の名所として名高い曽我梅林が…
北アルプスの麓に広がる奥飛騨温泉郷は、源泉数100以上という豊富なお湯に恵まれた温泉地です。数多くの露天風呂があることでも知られており、ひとつの温泉地の中の露天風呂の数としては日本一とも言われる、露天風呂天国という魅力もあります。雪山を眺めな…
浅草から栃木県の日光、鬼怒川や、群馬県の桐生、伊勢崎など、北関東方面に路線を延ばす東武鉄道には、100系スペーシア、200系、500系リバティといった特急車両が、ビジネス客や観光客の輸送に活躍していますが、そんな中でも異色の特急車両が634型スカイツ…
立川と奥多摩を結ぶJR青梅線の沿線、青梅・奥多摩エリアにはたくさんのハイキングコースがあります。中でも、高水三山(たかみずさんざん)の縦走は、このエリアの中でも都心に近いほうに位置し、駅からスタートして駅にゴールできるというアクセスの良さを…
【2023年4月5日更新】 いまや鉄道に乗るときに利用する乗車券としてすっかりメジャーになったモバイルICカード。そんなモバイルICカードでは、鉄道会社によってさまざまなポイントサービスが展開されていて、ふつうに電車に乗るだけで知らず知らずのうちにポ…
通常、鉄道の子供運賃は大人の半額という設定のことが多いですが、なんとどこまで乗っても50円均一という驚きの子供運賃が設定されている鉄道があります。小田急電鉄です。新宿から西へ路線を延ばし、箱根や江の島と言った観光地へのアクセス路線としても知…
富士山麓の観光地へのアクセスを担い、観光客の利用の多い富士急行線には、3種類の特急列車が走っています。1つはJR中央本線から乗り入れてくる「富士回遊」で、JRの特急用車両を使用し、千葉や新宿と河口湖を乗り換えなしで結ぶ利便性の高さが魅力の列車で…
山梨県の大月から河口湖まで26.6㎞を走る富士急行線は、富士山をはじめ、富士五湖、富士急ハイランドなどの観光地を沿線に抱え、観光客の利用が多い路線です。優等列車も運転されていて、JR中央本線から乗り入れてくる特急「富士回遊」や自社線内だけを走る…
歴史のドラマやロマンを今に伝えるお城は、ひとつの人気の観光スポットです。威風堂々とした佇まいに味わいや風格を感じたり、その歴史や関係する人物に思いを馳せたり、楽しみ方はいろいろですが、お城はたいてい見晴らしの良いところに建てられているので…
2006年から2020年まで、渋谷のハチ公前広場に鎮座し観光案内所として利用されていた、緑の車体の電車をご記憶の方もいらっしゃるかと思います。あの電車はかつて東急で活躍していた5000系という車両で、1954年に製造が開始されて以降、東横線や大井町線、目…
「総半島の中ほど、外房の海沿いにある大原から、内陸部の上総中野まで26.8㎞を結ぶいすみ鉄道には、国鉄時代の1960年代に製造された古いディーゼル車両が走っています。観光客向けの急行列車として走るそのレトロな車両は、10年ほど前にJRで廃車になった車…
京都盆地の西のはずれ、景勝地として知られる嵐山から、美しい渓谷に沿って走るトロッコ列車が出ています。嵯峨野観光鉄道というその路線は、四季折々の美しい景色を楽しめることで観光客の人気を集めており、特に新緑や紅葉の時期には大変な賑わいを見せる…
東京の下町には多くの運河があります。物資輸送のため、また防災のため、古くから有効に活用されてきたこれらの運河は、一部埋め立てられたり暗渠になっているところもありますが、まだまだ水を湛え、都市の景観に潤いを与えてくれています。そんな下町の水…
石川県金沢市周辺に路線を持つ北陸鉄道という私鉄があります。かつては国鉄北陸本線の駅から近郊の町や山中温泉、粟津温泉、片山津温泉などの温泉地を結ぶ多くの路線を有していましたが、多くの路線は昭和40年代ごろから順次廃止となり、2022年現在は金沢市…
JR九州には、他の地域とは一味違ったデザインの列車がたくさん走っています。特に「D&S列車(デザイン&ストーリー列車)」と呼ばれる観光用の列車は、魅力的なデザインと、沿線地域に伝わる歴史や伝説などのストーリーを楽しむ、乗ること自体が忘れられな…
JR常磐線各駅停車の馬橋(まばし)から流山までを結ぶ流鉄(りゅうてつ)流山線という路線があります。馬橋から流山まで起終点を含み全6駅、わずか5.7㎞の短い路線を2両編成の電車が行き来するミニ鉄道ですが、1916年(大正5年)開業という100年以上の歴史を…
西武鉄道は東京、埼玉の西部に路線を延ばす大手私鉄です。一番のメイン路線である池袋線は池袋を起点に所沢、飯能などを経由し、西武秩父線へとつながって西武秩父までを結んでいます。飯能から先は奥武蔵の山の中を走る区間となり、各駅からさまざまなハイ…
東京の西部、立川から拝島、青梅、御嶽などを経由して奥多摩まで37.2㎞を結ぶJR青梅線は、途中の青梅あたりまでは郊外の住宅地の中を走りますが、その先は多摩川の渓谷に沿って走る山岳路線となり、車窓には緑いっぱいの風景が広がります。この青梅線沿線は…
群馬県の八ッ場ダムの近くに、廃線跡の線路を走る自転車型トロッコ、レールバイクが楽しめる施設があります。「アガッタン」という名のこの施設は、2022年6月現在関東では唯一のレールバイクに乗れる施設であり、風光明媚な景色の中で、線路の上をサイクリン…
千葉県の東端に位置する銚子は、広大な関東平野を流れてきた利根川の河口に開け、日本3大漁港のひとつに数えられ水揚げ量日本一の銚子漁港や、醤油醸造などで知られる港町です。日本でいちばん早く初日の出が拝めるという犬吠埼や、日本の渚100選にも選ばれ…
茨城県の石岡と鉾田の間、27.2㎞を結ぶ鹿島鉄道というローカル線がありました。2007年3月31日をもって営業を終了し、翌4月1日に廃止となったこの路線は、田畑や水田、雑木林など、のどかな風景の中を走りますが、霞ヶ浦やその向こうの筑波山を眺めることがで…
有名な東村山音頭にも歌われている多摩湖は、東京の西部、東大和市に広がる人造の湖です。このあたりの丘陵地帯は「となりのトトロ」の舞台とも言われる狭山丘陵で、都心から30㎞ほどの距離ながら里山の風景、武蔵野の面影が残り、都会から気軽に訪れて自然…
秋田県の東能代と青森県の川部を結ぶ147.2㎞のJR東日本のローカル線、五能線は、日本海の海岸線に沿って走り、迫力ある海の眺めが楽しめる路線として人気があります。そんな五能線には「リゾートしらかみ」という観光列車も走っていて、大きな窓とゆったりと…