そこに線路があるかぎり

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【東京都】駅近で手軽にハイキングが楽しめる 都立長沼公園を歩く ~ 帰りはMt.TAKAO号「こどもといっしょ割」でラクラク帰宅 (2023年)

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東京西部に広がる多摩丘陵は、宅地開発が進んではいるものの、まだまだ自然が残っている場所も少なくありません。八王子市の長沼公園もそんな場所のひとつで、公園という名はついていますが、実態としては雑木林の広がる高低差100mの丘陵地に、いくつものハイキングコースが整備された場所になっています。駅からも近く、初心者や小さな子供でも手軽に自然の中でのハイキングが楽しめる長沼公園を歩いてみました。

都立長沼公園へのアクセス

京王線に乗って西へ向かうと、聖蹟桜ヶ丘付近から左側に雑木林に覆われた丘陵が続きます。この丘陵には、百草園や高幡不動多摩動物公園などの観光スポットがありますが、長沼公園もその同じ丘陵にあります。
長沼公園の最寄り駅は京王線の長沼駅。各駅停車しか停まらない駅ですが、途中まで特急を利用し各駅停車に乗り継げば、新宿から長沼まではおよそ45分という近さです。
長沼公園はその長沼駅から徒歩5分のところにあり、新宿から1時間とかからないアクセスの良さが魅力です。

京王線で長沼へ 新宿からは45分ほど

新宿から京王線の特急で府中までおよそ25分、府中で各駅停車に乗り換えて20分ほどで長沼に着きます。新宿方面から来る場合、長沼の直近の特急停車駅は高幡不動ですが、どうも現在のダイヤでは高幡不動での特急と各駅停車の連絡がないようで、結局府中で乗り換えても高幡不動で乗り換えても、同じ各駅停車に乗ることになります。

長沼駅は高架駅。

駅前にコンビニはありませんので、必要な買い物は事前に済ませておくようにしましょう。

都立長沼公園は長沼駅から徒歩5分

長沼駅から公園までは徒歩5分の近さです。

駅を出て右手に進むと見える、雑木林に覆われた丘陵が長沼公園です。駅から公園への道のりにもコンビニはありません。

「長沼駅入口」の信号で北野街道を渡ります。このあたりの標高は90m。長沼公園の最高所は185mほどなので、およそ100m弱の登りになります。

信号を待っていると、頭上に飛行機の音が聞こえました。貨物専用の航空会社、アトラス航空の機体でした。このあたりは横田基地への着陸ルートになっていて、飛行機も結構低空を飛んでいきます。

小さな流れに沿って山へ向かいます。

水量は少ないですが、澄んだ流れです。長沼公園には沢筋がいくつかあり、湧き水も多い様子。

六社宮という神社がありました。安全祈願のお参りに立ち寄ります。

神社の脇から西尾根を登るルートがありますが、現在は工事のため通行できなくなっていました。今日は公園のいちばん西端にあたる、殿ヶ谷の道から登ることにします。

雑木林の中を歩く

神社の少し先で舗装は途切れ、山道になりました。

小さな木橋を渡り、沢筋に沿って歩いて行きます。

落ち葉を踏みしめ、雑木林の中を歩いて行きます。

少し行くと分岐が。左に行くと「井戸たわ尾根」、右に行くと「殿ヶ谷の道」。どちらから行っても同じ場所にでます。

まだ長沼駅から0.6㎞しか歩いていませんが、すっかり山の中です。

殿ヶ谷の道は、分岐の先で木の階段になっていました。のぼってから振り返ると、結構高さがあります。

階段の先もしっかりした木道が続いています。

木道が終わると、前方に橋が見えてきました。橋の下は枯れ沢で、水の流れはありません。

橋の先は広い芝生の斜面。

斜面の上には住宅が見えます。長沼公園が住宅街のすぐ隣にある自然であることを感じさせられます。

広々とした草地から林の向こうの市街地を望む

枯れ色の草と葉を落とした稜線の木々、そして青空が気持ちいい広場です。

林の向こうには市街地が見えます。

JR中央線豊田駅の西側あたりの市街地です。

木々の隙間から京王線の電車も見えました。

右側の橋の下あたりに、わずかに中央線の特急列車の白い車体が見えます。

北東の方角に見える山影は筑波山でしょうか。

ここには絹ヶ丘口という公園の入り口のひとつで、住宅街に隣接した道にはベンチがあり、公園に入らなくても景色を楽しむことができます。

公園から出た住宅地の風景。家が建ち並ぶ坂道の向こうに山が見える、これもまた素敵な風景。

尾根筋を歩き頂上園地へ

草地の斜面からは尾根筋までもう少し上ります。

色づいたカエデの葉が残っていました。

公園の出口のひとつ、野猿峠口。ここでほぼ登りはおしまい。

さきほどよりもより遠くまで見渡せます。

野猿の尾根道を平山口方面へ。

なにやら木造の家屋が。

鶏料理のお店のようです。完全予約制とのこと。今度来てみたいです。

いままでは北側の眺めだけでしたが、尾根なので、南側も見通せる場所がありました。こちらは多摩ニュータウン方面。

野猿峠口から400mほどで頂上園地に到着。広場と東屋、テーブルのあるベンチ、そしてトイレがあります。残念ながら眺望はありませんが、ここでお昼ご飯にしました。

昼食を食べたら再び尾根を歩き、展望園地を目指します。頂上園地から展望園地へは150mほど。

 



眺望が楽しめる展望園地

東屋が見えてきました。ここが展望園地です。

わずか100mほど登っただけですが、よい眺めです。目の前に浅川の流れ、その向こうに奥多摩の山々。

うっすら見える山は秩父方面でしょうか。

八王子の高層マンションと、山梨方面の山々。

西武ドーム

なかなか詳しいガイドがあります。

目を凝らせば、中央線が走っているのが見えます。豊田と八王子の間です。

浅川を渡る中央線。

手前には京王線が走っているところも見えます。

中央線の貨物列車がやって来ました。

展望園地からふたたび尾根の道を歩き、平山口方面へ。

平山口は長い階段。向こう側の山に平山城址公園があり、そちらへの縦走もできるようですが、ここを降りてもう一度向こうの山まで登ることになります。今日は長沼駅方面に降りることにします。

雑木林の中の道。

途中の分岐を左におりたほうが長沼駅に近いですが、まっすぐ行ったところに展望台があるそうなので、そちらに行きたいと思います。

展望台がありました。

展望台というにはちょっと見晴らしが…。

さきほどの展望園地よりはだいぶ下がってきた感じです。

展望台から少し下ると住宅街の中の道が見えてきました。

ここで長沼公園はおしまい。あとは住宅街の中を長沼駅へ。

帰りは全席指定のMt.TAKAO号で

帰りは京王線の全席指定列車、Mt.TAKAO号で新宿へ。聖蹟桜ヶ丘に買い物に立ち寄ったので、聖蹟桜ヶ丘からの乗車としましたが、長沼から上り各駅停車に乗る場合、本来ならば高幡不動での乗り換えがいちばん近いです。
Mt.TAKAO号は指定料金410円が必要な列車ですが、行楽シーズンを中心に「こどもといっしょ割」という割引指定券が発売されています。こどもといっしょ割は、おとなとこどものペアの座席指定券が500円というお得なもの。通常の指定券は大人も子供も同額で410円ですので、820円かかるところを、500円で乗ることができます。(乗車券別)こどもといっしょ割の発売は停車駅の窓口で、現金のみの取り扱いです。

車内はクロスシート。ゆったりした雰囲気です。

夕暮れの多摩川を渡り、新宿を目指して走って行きます。

「こどもといっしょ割」を購入すると、電車カードがもらえます。ブラインド式の袋に入っているので、開けてみるまで何がでるかわかりません。

新宿からも近く、自然や眺望が楽しめる長沼公園は、整備されたコースを安心して歩ける手軽なハイキングコースです。季節ごとにふらりと訪れて自然を感じてみたくなる、とても素敵な場所でした。

 

2023年12月